梅田あるくフェス

 10月17日(土)、「見つけよう!健康のために毎日できること」をテーマに、梅田エリア全体を舞台とした健康活動に取り組むイベント「梅田あるくフェス」が開催されました。当日は梅田の様々な場所で、健康をテーマにした催しが行われました。

 

 舞洲プロジェクトは、JR大阪駅5階「時空(とき)の広場」において、舞洲プロジェクトスペシャルコンテンツとしてヘルシーラボ「健康ステージセミナー」を開催しました。

 

 当日司会を務めてくれたのは、BsGirls出身の小林由佳さん。アシスタントは学生舞洲プロジェクト代表の大平航暉くん(大阪市立大学4回)と田渕真羽さん(大阪市立大学2回)でした。小林さんにリードされながらも、大平くんと田渕さんも一生懸命にステージ進行に努めていました。

 

(左から小林由佳さん、大平航暉くん、田渕真羽さん)

 

 この日のステージでは、セミナーの前後にキッズチアの動画放映も行われました。通常であれば、キッズチアがステージに登場し、会場を盛り上げてくれるのですが、今年は「密を避ける」ため、事前に収録した動画の放映という形になりました。生でキッズチアの元気な姿を見ることができないのは寂しいですが、画面越しにも伝わる元気な姿で、会場にパワーを届けてくれました。

 

 この日のステージで口火を切ったのは、そのキッズチアでした。最初に登場したのは、大阪エヴェッサアカデミー チアダンススクールbt’sです。

 


 

【大阪エヴェッサアカデミーチアダンススクール bt’s】
チアダンスの楽しさはもちろん、その中で礼儀やマナー、協調性を学びながら人間形成の育成も行うチアダンススクールです。
約 550 名のチアダンススクール生が在籍、4 歳~小学校 3 年生、小学校4年~中学生、そして強化レッスンクラスも持ち、更に高いレベルの生徒への指導、育成を行います。
例年開催されるチアスクールフェスティバルや卒業記念発表会のほか、地域のイベントの出演などチアダンスを披露する機会が多くあります。
大阪エヴェッサホームゲーム会場では、プロと同じ会場で、プロと同じ照明を浴びながらお客様の前で披露しています。また、スクール卒業生から大阪エヴェッサトップチーム「ガールズパフォーマンスユニット BT」のメンバーになったスクール生もいます。

大阪エヴェッサアカデミーキッズチアダンススクールでは随時生徒募集中!!
詳しくは下記をご確認下さい♪
https://hp.athuman.com/academy/cheer

 


 

 


 

 続いては、プロスポーツチームのコーチやOB等による運動セミナーでした。

 

 登壇したのは大阪エヴェッサ アシスタントゼネラルマネージャー兼アナライジングディレクターの冨山晋司氏、大阪体育大学 スポーツ科学センター ストレングス&コンディショニングディレクターの安田昌玄氏、そして昨季限りで現役を引退した、セレッソ大阪アンバサダーの藤本康太氏でした。それぞれ立場は異なりますが、スポーツの最前線で仕事をしてきた人同士ということもあり、話は最初から盛り上がりました。

 

(左から)冨山晋司氏、安田昌玄氏、藤本康太氏


最初の話題は「自粛期間の過ごし方」でした。
「日常的に走るようになった」という冨山氏に続いて、安田氏、藤本氏とも同様にウォーキングだったりジョギングをしていたと語っていました。安田氏は「動いた距離を測定してくれるアプリを使っている」と語りながらも、実はスマホ初心者で、色々と便利な機能があることに驚いているとも語り、場を和ませていました。

司会の小林さんからの「自粛期間に選手の皆さんはどうしていたのでしょう?」という質問に対しては、冨山氏、藤本氏とも「Zoomを使用して、同じ時間にトレーニングなどはやっていたようだが、やはり自分でコンディションを調整するのは難しいようだった」と、現場の苦労を紹介しました。そんな中、学生に向けて、自宅でできるトレーニング動画を自ら撮影し、配信していたと語った安田氏は、学生もプロと同様に、トレーニングができない難しさを抱えていたことを明かしました。
 ここで司会の大平くんから3人に対して、「家の中でできるトレーニングを教えてほしい」というリクエストが出されました。
冨山氏からは、「ストレッチを1回5分。3日に一度でもやることをお勧めします」という回答が出され、これを受けた藤本氏が「現役の最後はケガも多く、ストレッチの重要性を感じていました」とその重要性を体験を交えて説き、そこに安田氏が「体が暖まった風呂上りなどにやると、より効果的ですね」と注意点を話すなど、3人のプロによって話は膨らんでいきました。
 小林さんからは「毎日無理なく運動を続けるにはどうしたらいいでしょう?」という相談が寄せられました。これに対し冨山氏は「電話をするときは、外を歩きながらかけるといった風に、日常の中に運動を組み込むのが長続きするコツ」と回答。前の質問同様、この回答に対し安田氏が「歩く際に姿勢を意識すると、さらに効果は上がる」と付言。最後に藤本氏が「サッカーでも姿勢を保つことは大事なので、姿勢を意識しながら歩くというのはいいと思う」と賛同し、日常での運動の重要性を伝えていました。

 



最後に子どもへのアドバイスを求められた3人ですが、冨山氏は「スポーツがグローバル化している中、語学を学ぶことで価値観や見識を広げることができる」と語学を推奨。安田氏は「無理をせず、じっくりと基礎トレーニングを大事にしてほしい」とした上で、「子どものうちにあいさつなどの礼儀作法は、しっかりと身につけてほしい」と語りました。昨年まで現役だった藤本氏は「どのスポーツをやるにしても、まずは楽しんでほしい。そして考える癖をつけ、常に自分を客観視する視点を意識してほしい」とアドバイスを送っていました。

 



3人のステージの後は、再びキッズチアの映像が上映されました。

 

最初は大阪エヴェッサアカデミー チアダンススクールbt’sです。

 

 


続いて上映されたのはオリックス・バファローズ チアダンスアカデミー Bs Little Girlsのパフォーマンスでした。

 

【オリックス・バファローズ キッズチアダンスアカデミー BsLittleGirls】
BsLittleGirls は、4 歳から中学生まで在籍していて、今年は、なんばに新しく 8 校目が開講され、300 名を超える生徒数となりました。
普段は、各校のスポーツクラブ NAS にて元気・笑顔・思いやりを合言葉にダンスはもちろん真のチアリーダーとなるために、仲間を思いやりながら楽しくレッスンを行っています!
また年に 3 回ほどオリックス・バファローズの主催試合でグラウンド発表会を行い、年度末には 1 年の集大成としてホール発表会も行っています。
皆さんに元気・笑顔を届けるため、力いっぱいダンスしました!ぜひご覧ください!
Let’s Go!!!! BsLittleGirls~!!!

オリックス・バファローズチアダンスアカデミーは随時生徒募集中!!
詳しくは下記をご確認下さい♪
https://www.buffaloes.co.jp/company/csr/academy/

 


 

 


 

 続いてのプログラムは「プロスポーツ所属の管理栄養士による栄養セミナー」でした。講師を務めたのは大阪エヴェッサの管理栄養士の山本尚代さんでした。

 

山本尚代さん(大阪エヴェッサ管理栄養士)

 

 このコーナーでは、田渕さんが登壇し小林さんのアシスタントを務めたため、身体の作り方について女性3人でのトークとなりました。そこで山本さんが強調していたのは、糖質抜きダイエットのような偏った方法は良くないということでした。やはりバランスよく食べつつ、適度な運動を加えて身体を作っていくのが、結局はダイエットの王道だということでした。無理なダイエットをやってしまうと、結果的に痩せにくい体になってしまうなど、デメリットの方が多いそうです。
 こうした話を受けて、山本さん考案の「アスリートブリトー」のレシピが紹介されました。事前に撮影した制作動画を見ながら、そのポイントを山本さんが解説する形式でしたが、客席ではメモを取る姿も見られました。最後は、実際に山本さんが作ったアスリートブリトーを田渕さんが試食。田渕さんは「いろいろな食感が楽しめて、本当においしいです」と絶賛。このアスリートブリトーの作り方は、舞洲Voiceでもご紹介しています。ぜひ参考にしてください。


続いては、司会の女性陣による山本さんへの質問タイムでした。
一人暮らしで料理もほとんどやらないという小林さんからは、「どうやったら、栄養バランスのいい食事を摂れますか?」という質問が寄せられました。これに対して山本さんは「目安としては『食卓に色を揃える』ということを意識したらいいと思います」と回答。「様々な色を揃えることを意識するということであれば、簡単でいいですね」と、小林さんもこの回答には納得でした。

さらに山本さんからは「ご飯や汁物を具沢山にする」という意識を持つだけでも、食事は変わってくるというアドバイスもありました。最近は市販の弁当でも、栄養バランスに気を配ったものも多く、購入する際に、そうした説明書きを読む癖をつけるだけでも、食事への意識は変わるとのことでした。

 


 

栄養セミナーの後は、再びキッズチアのパフォーマンス映像の上映です。

最初はオリックス・バファローズ チアダンスアカデミー Bs Little Girlsのパフォーマンスでした。

 

 

 

続いてはセレッソ大阪 KCE所属 セレッソチアチームです。

 


 

【セレッソ大阪KCE所属セレッソチアチーム】
関西コレクションがプロデュースするダンススクールで、大阪・神戸・京都・奈良・福岡に展開し約300名のダンサーが所属しています!
普段の活動は年2回、京セラドーム大阪で開催する「関西コレクション」のステージを目指してスタジオでレッスンを重ねています。
また、セレッソ大阪とのコラボとしても、試合前のオープニングアクトとして、ピッチでダンスを披露しました。
最年少4歳から30歳代の方まで幅広く在籍しており、年齢や職業に関わりなく、ダンスが大好き!!とい
うメンバーが集まっています。

関西コレクションがプロデュースする子どもの為のダンスアカデミーにご興味のある方は下記よりご確認下さい
https://kansai-collection-e.co.jp/course_dance/

 


 

 



トークショーの最後は、プロスポーツチームのコーチやOB等による運動セミナーでした。
最初のトークショーと同じテーマでしたが、この回はセレッソ大阪スクールコーチの勝矢寿延氏が登壇しました。勝矢氏といえば1993年のワールドカップ最終予選で日本中が涙した「ドーハの悲劇」の際に、日本代表としてピッチに立っていたことでも知られる名選手です。前回のトークショーにも登壇した元オリックス・バファローズトレーニングコーチで、現在は大阪体育大学 スポーツ科学センター ストレングス&コンディショニングディレクターの安田昌玄氏とのトークショーになりました。

 

(右から)勝矢寿延氏、安田昌玄氏

 

阪急ブレーブスの頃からトレーニングコーチを続けてきた安田氏は、これまで様々な名選手を間近に見てきました。そこで感じたのは「一流の選手は自分と真摯に向き合っている」ということだそうです。山田久志氏、福本豊氏、イチロー氏など、野球界のレジェンドの名前が次々飛び出すトークに、聴衆は聞き入っていました。現在は様々な競技の学生に基礎トレーニングを教えているという安田氏は、「最近の若い人は技術論には食いついてくる」という印象を持っていると語りました。その上で「フィジカルは上がってきているが、どこか線の細さがある。これを鍛えれば、強さも身についてくる」と、今後の指導に向けての課題を語りました。

 

 一方の勝矢氏は「ドーハの悲劇」の話からスタート。試合最終盤、同点に追いつかれ、試合終了のホイッスルと同時にチームメートが倒れこむのを見て「ワールドカップにはいけないのか」と実感したと振り返り、あの試合で時間の使い方の重要性を学び、それは今の指導に活きていると語りました。最近の若い世代については、良い意味でも悪い意味でも「いい子」が多いと感じているそうです。「昔は個性的な選手が多かったが、今の選手からは個性を感じない。ドリブルで仕掛けるような、目立つ子供が減っているように感じる」と語り、そこには育成方針が影響しているのかもしれないという見方を提示しました。
 両者とも指導をしている中で、今年は例年以上に難しさを感じているようでした。安田氏は、大学の施設は6月から開けているが、いつでも誰でも使用できる状況ではなく、マスク着用や消毒といったことにも注意せねばならず、これまで以上に気を配らなければならないことは多いと語っていました。勝矢氏は「そんな中でも、少しずつ外でボールを蹴る時間が増える中で、子どもたちの顔に笑顔が戻っていることも実感している」といい、「その笑顔が頑張る原動力になっている」と語っていました。
 ここで司会の大平さんから「姿勢をよくするためのエクササイズを教えてほしい」というリクエストが入ったのですが、なんと安田氏が自ら立ち上がり、大平さんをモデルにしてエクササイズを指導するというサプライズ!これには見ている人たちも同じように体を動かしていました。

 

 

 最後はプロを目指す子どもを持つ保護者へのアドバイスです。安田氏からは「トレーニングは年代に応じて、正しいフォームを身につけることを目的にゆっくりとやってほしい」という言葉が送られました。勝矢氏からは「目の前に小さな目標を立て、まずはそれをクリアするということを繰り返してほしい」というアドバイスがありました。「最初からリフティング100回と欲張るのではなく、まずは5回。それができたら次は10回という具合に、少しずつでも子どもに達成感を持たせてあげてほしい」と具体的な例を挙げ、最後に「保護者は欲張らずに長い目で見守ってあげてください」と、会場の保護者の方に語りかけていました。

 



トークショーはこれですべて終了となりましたが、その後、最後のキッズチアパフォーマンス映像が上映されました。トリを飾ったのはセレッソ大阪 KCE所属 セレッソチアチームでした。

 

 

この元気なパフォーマンスで、舞洲プロジェクトのブースは無事に終了となりました。

 

当日は一部動画の再生ができず、楽しみにご来場頂いた皆様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした。
心よりお詫び申し上げます。
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