舞洲をフィールドとした新ビジネス創出の可能性

 

2019年11月22日(金)、インテックス大阪において「SPORTEC WEST 2019」(主催:SPORTEC WEST実行委員会)が開催されました。
このイベントは「スポーツ・健康産業の総合展示会」ですが、様々なセミナーも開催されました。その中の一コマとして舞洲プロジェクトが登壇、「舞洲スポーツアイランドをフィールドとした新ビジネス創出の可能性」と題したパネルディスカッションを開催しました。

 

パネラーを務めたのは大阪市経済戦略局スポーツ部スポーツ課スポーツ事業担当課長代理の榎木谷達人氏、大阪エヴェッサ顧問の上原光徳氏、学生舞洲プロジェクト代表の大平航暉くん(大阪市立大学3年生)の3人。
最初に榎木谷氏が舞洲そして舞洲プロジェクトについての概略を説明した。その中で舞洲を訪れる人数は年間150万人という数字が紹介されました。中心をなすのはホームゲームを開催する大阪エヴェッサの試合観戦に訪れる方、ファーム(ウエスタン・リーグ)公式戦を行っているオリックス・バファローズの試合を観戦に訪れる方、セレッソ大阪の練習見学の方、練習や試合を行っているセレッソ大阪の下部組織の選手やその家族などです。

 

続けて舞洲の施設についての説明も行われました。現在、大阪エヴェッサがホームアリーナとしている「おおきにアリーナ舞洲」の成り立ち、そして大阪エヴェッサが使用するに至った経緯など、興味深い話が語られ、詰めかけた観衆はメモを取りながら、榎木谷氏の話に聞き入っていました。
榎木谷氏の話は、舞洲に拠点を置く大阪エヴェッサ、オリックス・バファローズ、セレッソ大阪揃えぞれの立場の違いへと進み、それらを踏まえたうえで平成28年にスタートした舞洲プロジェクトへと移りました。

 

舞洲の立地が意味するところや潜在的な発信力などについて触れた上で、2025年の大阪万博や誘致を進めているIR(統合型リゾート)を契機に、舞洲をもっと盛り上げていきたいという、舞洲プロジェクトが目指すところを紹介していました。

続いてスピーチを行ったのは、大阪エヴェッサ顧問の上原氏でした。上原氏はBリーグ誕生以前のBJリーグ時代、大阪エヴェッサの社長を務めていた経験もあり、大阪エヴェッサの成り立ちから現在に至る流れを説明、そして現在の取り組みや集客状況などを説明しました。
話の最後に上原氏は、舞洲の立地上の問題点でもある交通アクセスに言及、そこの改善提案を命題としている学生舞洲プロジェクトを紹介しました。この学生舞洲プロジェクトは上原氏がアドバイザーを務めている関係上、その取り組みについて全貌を把握している上原氏の存在は大きな意味を持っています。

 

上原氏の紹介を受けてスピーチしたのは、学生舞洲プロジェクト代表の大平くんでした。
大平くんは、このホームページでも紹介したように、過去2度にわたって大阪エヴェッサの試合時にアクセス調査を行っています。その際の結果をもとに、舞洲へのアクセスの実態を紹介しました。
その中で得られた結果をもとに、今後は提言を行い、独自の企画でアクセス集中の緩和に取り組む意向を発表しました。

最後にゲストとして、舞洲プロジェクトのメンバーでもあるセレッソ大阪の長谷川顕氏が、セレッソ大阪のアクセス集中について、ホームタウン活動との関連を説明しながら紹介するという一幕もありました。

 

こうした舞洲プロジェクトの多角的な取り組みは、会場に詰め掛けていたスポーツビジネスに携わっている人たちの興味を引いていました。

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